世界トップクラスの大動脈センター。専門チームによるトータルケア アプローチ

ごあいさつ


慶應義塾大学
外科(心臓血管) 教授
四津 良平

この度、大動脈先進医療センターを設立することとなりました。

 近年、日本における心臓血管外科領域の手術数は増加しています。特に増加しているのは、食生活の変化や人口の高齢化によって動脈硬化を原因とした生活習慣病と言われる大動脈や冠動脈、脳動脈などの動脈疾患です。しかし、大動脈疾患(大動脈瘤・大動脈解離)を専門に扱うセンターは、診断・治療において非常に高い専門性を必要とするため少ないのが現状です。また、大動脈疾患を専門に扱う施設とそうでない施設では、手術成績に大きな開きがあります。

 当院では1966年に本邦で初めて人工心肺を用いた胸部下行大動脈瘤の手術に成功して以来50年以上にわたり2000例以上の手術を行い、大動脈の分野で世界をリードしてきました。また2009年からは、従来もっとも侵襲の高い手術の一つであった胸部大動脈手術の分野に当院でもステントグラフト治療が本格導入され、2011年の1年間だけでも腹部・胸部併せて90例近い大動脈瘤に対してステントグラフト治療を施行するに至り、現在心臓血管外科においても最も重要な分野のひとつとなっております。当大動脈センターの特徴の一つとして、大動脈疾患に対する治療を従来の開胸や開腹の手術とステントグラフトでの治療のどちらかに偏っていないことがあげられます。患者さん個々の病気の状態や希望を考慮することで、患者さんにあった最良の治療を選択し提供しうると考えます。

 大動脈疾患は動脈硬化を基礎疾患としていることが多く、また高齢である方が多いため大動脈以外の他の疾患を有していることが多いのが現状です。そして手術の際にはそのような疾患の治療を同時に行っていかなければなりません。手術のみならずその治療において様々な科の専門性を要求され、総合病院としての実力が必要となります。当大動脈センターでは優れた多くの科との連携をもつことで診断から治療方針、加療に対しベストの医療を提供できると思われます。また、当センターは東京都急性大動脈スーパーネットワークにも参加し、24時間365日救急患者の受け入れを行っております。 大動脈瘤や大動脈解離という何の前触れも無く突然襲って来る疾患にかかられた患者さんに対し、一丸となって治療にあたらせていただく所存です。

大動脈先進医療センターとは?

国内最大クラスの手術実績をもつ世界トップクラスの大動脈センター専門チームが、24時間対応・他科連携で高水準の治療を提供します。

チームスタッフ紹介

当院大動脈センターは、こちら国内外トップクラスの心臓血管外科メンバーを中心として、循環器内科、放射線科、救急部、リハビリ科、麻酔科、臨床工学技師などとの他診療科連携からなる専門チームが診療に全力を尽くしています。

専門外来のご案内

大動脈センター専門外来のご紹介です。もちろん心臓血管外科外来をはじめ、関連診療科外来でも随時ご相談を受け付けております。気軽にお声掛けください。

慶應義塾大学病院 大動脈先進医療センター
Keio University School of Medicine Advanced Aortic Medical Center

〒160-0016 東京都新宿区信濃町35番地
TEL: 03-3353-1211(代表) FAX: 03-5379-3034(直通)
夜間休日連絡先 夜間受付電話番号:03-3353-1208、心臓血管外科当直医PHS:070-6587-0114